「つたや旅館」は江戸時代に蔦屋平左衛門が創業した
歴史ある湯宿です。つたやで楽しめるのは、江戸時代に
箱根七湯の一つに数えられた名湯、底倉温泉。
古くから隠れ湯と知られ、戦国武将が傷を癒した
温泉と言われています。
大浴場は床から湯船まで全面に伊豆青石を使用し、
モダンな湯治場の雰囲気を表現しました。
伊豆青石は肌触りがよく、水に濡れるとより青みを増して綺麗な輝きを放ちます。
露天風呂に向かう渡り廊下を歩けば、近くに流れる蛇骨川や
「太閤の滝」の音が風にのって聞こえてきます。
竹の柱でつくられた日本式の小屋建築の中にある露天風呂。
底倉の湯と日本古来の文化を感じながら、おくつろぎください。
基本情報
箱根は戦国時代から温泉地として歴史を歩んできました。当館が位置する底倉(そこくら)のほか、湯本、塔之澤、堂ヶ島、宮ノ下、木賀、芦之湯は総称して「箱根七湯」と呼ばれ、古くから多くの湯治客に愛されてきました。
箱根底倉にある太閤石風呂、太閤の滝から名付けました。寧々は秀吉の妻の名です。清流の音を聴きながら、肌をつるりとすべるお湯をお楽しみください。
豊臣秀吉は小田原城征伐のため、約二か月という短期間で城を築きました。その築城の間に箱根底倉の地に石風呂をつくり、将兵たちの疲れと傷を癒したといわれています。
岩の割れ目から高温の弱食塩泉と単純温泉が湧き出す底倉の湯は、戦国武将が「隠れ湯」として傷を治し、宿主が灸や食事療法を施す湯治のさきがけでした。
大浴場は床から湯船まで「伊豆青石(いずあおいし)」を使用しています。
石材の中でもやわらかな材質で保温性に優れ、肌触りがよく、
濡れると青味を増してマリンブルーに輝き、旅人の疲れを癒します。
浴場内のつたや旅館をイメージしたオリジナルの浮世絵壁画も魅力的です。
蛇骨川に架かる八千代橋から名づけた小浴場です。肌当たりがよく、遠赤外線効果が高い「伊豆青石(いずあおいし)」は国内での産出はほとんどなく、近年は「幻の石」と呼ばれ、たいへん希少性の高い石材です。